このところ、労務に関する基本的な話題を出しています。
ネット情報では労働者の方がよく知っている内容です。
昨今、経営者の側に立つ方は労務の話題が労働者有利に説明されているものが多いので「見たくない」「考えたくない」と気分が悪く、避けたく気持ちはわかります。
労働者側が、そんな経営者側の姿を敏感に察知し「ウチの会社は特殊ですから」とうそぶいていることを知っておきましょう。
社員の休憩時間は、連続して6~8時間働く方には45分の休憩を与える、8時間以上働く方には1時間の休憩を与える、となっています。
休憩時間に職場から離れにくい環境にある会社では、拘束時間が長くなる印象です。
そして休憩時間を削って働いてしまった方には、働いてしまった分の賃金を払う、です。
結果、8時間を越えた労働には「超過勤務手当」を払う、です。
製造業などでは、多くは一斉に休憩時間を取りやすいので管理できるのですが、小売サービス業などはシフト的に休憩時間を取ることが多いので管理が難しくなります。
職場の中で相互に協力しあって平等に休憩時間が確保できるようにしていく必要があります。
社員相互に休憩時間を確保しながら、日常の運営をしていくためには、やはり社員どうしのコミュニケーションが大事になります。
お互いに譲り合いながら休憩時間の確保をしていきましょう。
また「休憩時間は会社とは関係ない行動をしてもよい」とはなっていますが、他から見て見苦しい行動や態度で過ごすことは避けたいものです。
会社と関係ない一般の方々は、その社員が「休憩時間中」とわかるはずもありません。
そして「休憩時間だから」といって大きな音を立てるなど、一緒の時間に休憩を取っているメンバーを不快にさせるような行動は控えるべきです。
そこはお互いに社会人としての自覚を持って、休憩時間は静かに休憩しましょう。