昨今、「コンプライアンス」や「ハラスメント」といった言葉が強調され、働きやすい職場づくりが推進されています。

しかし昭和時代の昔から続く、日本社会での職場の問題は、未だに根深く残っています。

例えば、以下のようなものです。

 

・「休むなら代わりを探せ」という圧力的発言

・「休憩中であっても、呼ばれたら仕事に戻れる状態に」という指示命令

・「業務時間外の会社からの電話やLINEはすぐに対応を」という注意的発言

・「遅刻や欠勤のペナルティーとして減給します」という暗黙のルール

・「忙しいときは有給取得を却下される」という上司からの水際対応

・「仕事前の掃除や朝礼はサービス残業扱い」という同調圧力的職場ルール

・「職場恋愛の禁止」という非公式な文化の引き継ぎ

 

不思議なことに、設立し数年たって新しく社員を増やしていった会社でも、どれかが問題として蔓延し放置されていたりします。

これらのルールや慣行には、明らかな違法行為もあれば、社会常識としていかがなものか、と疑問視されるものもあります。

しかし、特に小さな会社では、トップの意向に反して中間管理職がこれらのルールを従業員に押し付け、結果的に職場の環境が悪化してしまうことも少なくありません。

 

これらの問題は自然に解決されることはありません。

社内や職場内で解決に向け積極的に取り組むべきです。

特に、社長自身が「これらの問題発言や慣行を認めない」と明言し、強いリーダーシップを発揮することが不可欠です。

社員だけで自ら解決を図るのは難しく、問題が起こるたびに社員の不満は「会社への不満」として蓄積されます。

 

会社を強くしたいと考えるのであれば、これらの問題を解決していくために、自らのこととして社長も社員も行動を起こす必要があります。