年が明けると確定申告の準備を始める、という方が多く見受けられます。
年間スケジュールを考えていて、すばらしいことだな、と思います。

「一年の計は元旦にあり」と昔から言われますが、元旦という短い時間の中で1年分の計画を立てるのは難しいです。
せっかく確定申告の準備をするのですから、ついでに昨年中の資料を見ながら次年度の作戦を考えるようにしましょう。

数字で考えるのならば
「今年の利益をいくらぐらいに持っていくか」
「そのためにいくら位の売上を確保するか」
「その実現に向けて、今年はどんな行動をしていくか」
ということを紙に書く、ということです。

「今年こそ、事業用のクルマを買う」でもいいのです。
何となく過ごしてしまわないよう計画を立て、毎日こっそりながめましょう。

会社の場合、事業計画を立てるのは3月の時期、と決めているところが多いようです。

事業計画は年計で素案を作成し、季節変動などを加味して月次の損益計算書形式で12ヶ月分作成します。
その中で「今年は○○を実現する」と添え書きしていきます。

事業計画を作ったら4月始めに会社の中で発表しましょう。
今年1年の動きをメンバーに知らせるためです。

必要に応じて有力取引先や借入をしている銀行さんなどにも説明にいくところもあります。
社長の大事な仕事、と位置付けている会社も多いようです。
ぜひ取り組んでいきたい、年間行事の一つです。