今回強く伝えたいのは、「日本の会社は社長で決まる」ということです。
社長の人柄、正確さ、生活態度がその会社の色を決めていると感じられます。
社長の机のまわりがが乱雑だと、会社全体がどことなく乱雑になります。
社長が時間にルーズだと、会社の時計もバラバラな時刻を示していることが多いようです。
また、社長がメンバーにぞんざいな言葉づかいをしたり挨拶やねぎらいの言葉かけていない場合、お客様に良い印象を与えることはありません。
社内の雰囲気は、社長の人柄や性格、生活態度が反映されています。
もし、社長が「会社を変えたい!」と真剣に考えている場合、一番効果的な策は「社長職を誰かに交代する」ことです。
次善の策は、社長自身が挨拶や清掃を率先して行ない、社員に「背中で教える」ことです。
社長の行動によって企業文化が再確立し、会社を変えることができます。
最近の若いメンバーは、上司の気持ちや意向を読む力がとても高い、と感じます。
社長が朝の挨拶をしないだけで、「今日の社長は朝から機嫌が悪い…」とメンバーは感じてしまうことがあります。
社長からの声掛けがあれば、多くの問題は解決することができます。
メンバーは、自分に関心を持ってくれる社長や、色々教えてくれる社長を求めています。
現代においては、社長に威厳があることは必ずしも必要ありません。
社長に求められるのは、リーダーシップ、ビジョン、人間性です。
メンバーは、企業の目的やビジョンを共有し、その実現に向けて協力したいと思っています。
社員自身も責任を持ち、社長が示す方向性に従い、自分たちの役割を果たすことが求められます。
そして言うまでもなく、社長だけが会社をよくするために努力するものではありません。
社員もまた自分自身が社会人として模範となるように行動することが重要です。
社員がルールを守り、挨拶をし、掃除や整理整頓の行動を率先することは、職場の雰囲気を前向きにします。
また、社員自身が自己啓発やスキルアップに努めることも重要です。
社員が自ら学び、成長し、会社に貢献できる環境を作ることが、会社の発展につながります。
企業文化を確立するには、社長のリーダーシップや人間性が重要であり、社員もその目的に共感し、協力することが必要であることが言えます。
社長が自ら行動することで、社員もそれに倣い、会社全体の文化が変わっていくでしょう。