「インボイス制度」スタートまで、あと3ヶ月を切りました。
消費税申告をしていなくて、かつ個人のお客さんばかり相手のご商売をされている会社、事業主さんはあまり印象がないかな、と思います。
ざっくり言えば、消費税申告をしている会社、事業主さんは「インボイス制度」に参加することになります。
2023年9月中までに「インボイス制度」の届出書を出し、納品書や請求書、領収書の書式をしっかり作りましょう。
制度がスタートするのは2023年10月です。
合わせて、2023年10月~12月の消費税申告が必要になりますから、事前準備をしておきましょう。
消費税申告をしていない会社や事業主さんは、おそらくは今まで通り。
しかし、業務請負などでお仕事をされている方は、先方さんの都合によっては何かしらの対応が必要になるかもしれません。
「インボイス制度」は、税務署に直接相談すると「必ず届出をしてください。合わせて消費税申告も必要になります」と言われ、払わなくていい税金を納めることになります。
不安がある場合は税理士先生、商工会、あるいは街角でやっている「無料税務相談」などでご相談されることをおすすめします。
「インボイス制度、て、ウチは何かしないとまずいですかね?」と聞くと相談がスタートできます。
実際にインボイス制度がスタートすると、会社へ営業に行った際にはお互いにインボイス制度に参加しているか、が取引開始のポイントとなるでしょう。
インボイス制度に参加している企業が買い手で、インボイス制度に参加していない企業からサービス提供を受ける売り手の場合に、買い手側から
「御社からの消費税分の上乗せ請求は経理上認められないのでその分を引いてお支払いしますね」と売り手側に言われかねないからです。
消費税で取引先が選別される時代が目の前まで来ました。